こんにちは。
個人的な話で恐縮ですが、私は名字が「東城」なので、
時々メールで名前を書くとき「登場です」と変換されてしまうことがあり、
1人で笑ってしまいます。
ま、どうでもいいことですが。
さて今回はお勉強ネタで、経済用語の「ホワイトナイト」について。
時々経済ニュースを見ると聞く言葉なのですが、事例を交えつつ
ご紹介しますね。
最近では自社の株を買い取り(MBO、つまりManagement Buyoutですね)
上場廃止にするケースが増えていると以前の記事で書きましたが、
MBOに至る理由の一つが敵対的買収から会社を守るため、というもの。
では実際、上場している企業が敵対的買収を仕掛けられてしまったときに
取るべき対応ってどんなものだと思いますか?
ひとつは、先程も触れたMBO。株主に敵対的買収を仕掛けてきた企業より
いい条件で自社の株式を買い取ってしまうこと。
もうひとつはそう、「ホワイトナイト」に登場してもらうことです。
そう、ホワイトナイトとは、敵対的買収を仕掛けられた企業の株式を、
その企業との合意に基づき友好的に買い取る第三者のことなのです。
白馬の騎士のように、颯爽とね。
過去の例では、インスタントラーメンで有名な明星食品が、
米系大手アクティビスト・ファンドのスティール・パートナーズにTOBに
踏み切られてしまい、困ったなあ、という時に現れたのが
日清食品(日清食品ホールディングス株式会社)。
明星食品は日清食品グループの傘下企業(連結子会社)となったのでした。
また、オリジン東秀の件もよく覚えています。
ドン・キホーテによってTOBを仕掛けられたオリジン東秀の前に颯爽と
現れたのはイオン。
現在はオリジン東秀はイオンリテールの子会社となっています。
ただ、友好的だろうと、敵対的だろうと、結果的に上場廃止し、
独立を失う、ということになってしまうのですよね。
(買収の内容は友好的な方がいいのは間違いないですが。)
うーん、なんだかほろ苦い話です。
さて今日は水曜日。お盆休み明けの方もいるかもしれませんね。
残暑厳しいですが体調にはくれぐれも気をつけて!