プリンターで印刷したばかりの紙って温かいですよね。小学生のころは業務用のプリンターで何かを印刷したことが無かったので、冷えたプリントと熱々のプリントが出てくるのがなぜなのか不思議で仕方ありませんでした。今でも何かを業務用のプリンターで印刷すると、紙がほかほかでテンションが上がってしまうのは私だけでしょうか…。

今回は理想科学工業株式会社をご紹介します。こちらの会社はインクジェットプリンターを中心とした高速印刷機の製造を行っている会社です。おそらく理想科学工業で最も有名な製品が、1977年に発売されたプリントゴッコです。まだパソコンもプリンターも普及していない時代に製版と印刷の工程を同時に行えるこの商品は、「家庭で印刷する」という文化を作った、まさに家庭用プリンターのパイオニアともいえる存在です。残念ながらプリントゴッコの発売は終了してしまいましたが、現在主力となっている業務用の高速インクジェットプリンターの中には、A4用紙を毎分320ページ、両面カラーで印刷できる製品もあるそうです。50年という期間でここまで印刷技術が進化した、と考えると驚きですね。

IT技術の発達でペーパーレス化が進んでいる昨今ですが、学校などの現場ではまだまだプリンターの需要は高いです。電子化の波に負けることなく、これからも印刷技術を磨き、使う人とっての理想的なプリンターを作り続けてほしいですね。

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