9月に入り、晴れていなければ外に出ても比較的涼しく感じるようになりました。とは言え通勤・通学のために徒歩移動をすれば、まだ汗をかく程度には暑いでしょう。屋外の気温から逃れる方法は人それぞれですが、私はスーパーに立ち寄ることが多いです。もちろん買い物もしますが、大量の商品棚から放出される冷気を一身に受けて、体を冷ましています。
今回紹介する中野冷機株式会社は、そんなスーパーやコンビニなどで利用される冷蔵・冷凍機能付きショーケースの開発・販売を行っています。スーパーの限られたスペースを有効活用するためにショーケースの高さや幅はある程度統一されていますが、実は陳列される商品ごとに、棚などの構造が異なるのです。例えば同じ高さの精肉・鮮魚用のショーケースと乳製品などのショーケースを比較すると、精肉・鮮魚用では棚が手前側(お客さん側)に傾います。これは肉・魚の発泡トレーと牛乳などの紙パックによる包装形式・見せたい部分の違いや、液体・固体といった中身の差からなるものです。他にも卵用のショーケースは台車が丸ごと収まるような構造になっているなど、さらに大きく差別化されているものもあります。商品ごとに適したショーケースを使うことで、効率的な陳列を行い、私たちの購買意欲を高めてくれるのです。
ネットスーパーも普及しつつありますが、実物を見て買える実店舗のスーパーの利点は消えないと思います。中野冷機株式会社は食料品の保存と陳列という面から私たちの食生活を支えてくれることでしょう。また、中野冷機株式会社は物流センター向けの冷蔵保管システムにも携わっており、仮にネットスーパーの支配が強まったとしても、倉庫での保管に中野冷機株式会社は関わり続けるはずです。工夫を凝らした食料品の陳列で私たちが楽しく自炊生活を送れることに感謝しながら、これからもスーパーでの買い物を楽しんでいこうと思います。