神奈川県や埼玉県に住み、東京へ通勤するというのは昔からよく見られる生活スタイルかと思います。私も同じような生活スタイルで田園都市線を利用していますが、そこそこの頻度で遅延が発生しています。この時の原因は体調不良者の救護であったり、駅ホーム側のドアの不調などが主であり、運行システムそのものが調子が悪くなったことは現状ほとんどありません。

実際に運転手の操作等に対する影響が大きいのは信号機による指示かと思いますが、大同信号株式会社はそのような鉄道信号機を製造するメーカーです。信号機の製造会社としては非常に高いシェアを誇り、日本信号株式会社・株式会社京三製作所と合わせて、交通用信号の3大メーカーの一つとしても挙げられます。大同信号株式会社はこの中でも特に鉄道に焦点を当てた事業展開をしており、信号機を始め、踏切保安装置や停車場内の電子連動装置、自動列車停止装置など、信号どころか鉄道の運行システム全般をカバーしているのです。

前回の私の記事では、モーターなど機械部分から鉄道を支えるシンフォニアテクノロジー株式会社を紹介しましたが、大同信号株式会社はそういった個々のモジュールの動作に指示を与えるマクロな部分を担当しています。私たちの生活が豊かになるにつれ要求される技術水準も上がりますが、大同信号株式会社は公共交通機関の根幹を支え続け、それに従って個々の要素の技術や連携も、一層強固なものになっていくことでしょう。

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