3月8日は国際女性デーでした。
女性の社会進出。男性の立場からとやかく言うのは気が引ける話題ですが、やはり社会的・経済的な価値が男性ばかりに集まるというのは違和感があります。男女関係なく個々人の特徴に応じて役割分担をするというと聞こえは良いですが、男性が得意とするような(例えば攻撃的な)立ち回りが利益を生み出しやすい構造がある限り、無理な女性の社会進出は社会の歪みに繋がってしまいそうだなと「個人的には」思っています。これ以上話すとあちらこちらから批判が殺到しそうなのでこの辺りにして、もう少し現実的な話題に移りましょう。
さて、皆さんは「FemTech(フェムテック)」という言葉をご存じでしょうか。女性(female)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた造語です。女性特有の健康課題をテクノロジーで解決することを目指した商品やサービスのことを差し、男性を前提として作られた社会と、その中で働く女性とのギャップを埋める一助となることを期待されています。
日本におけるフェムテックの代表と言えば、株式会社エムティーアイの月経周期管理サービスの「ルナルナ」でしょう。ルナルナのサービス開始は2000年、20年以上に渡ってたくさんの女性に貢献してきました。近年ではルナルナで記録したデータを婦人科診療等でも利用できるそうです。
フェムテックの広がりの中で、これまでタブー視されてきた女性の体調に関して声を上げやすい土壌も少しずつ整ってきました。男性が女性の辛さを完璧に理解することは難しいかもしれませんが、だからと言ってあきらめたり見て見ぬふりをしたりするのではなく、理解しようと努力することは忘れないようにしたいと思います。