今年4月から日銀総裁が交代します。

この交代により政策スタンスの変更に伴う金利変動等の、様々な変化が予想されています。金利の変動影響を受けやすい不動産業界にとっては固唾をのむような状況ですね。

そんな不動産業界で近年急成長を遂げている企業が存在しています。今回はヒューリック株式会社について紹介いたします。

ヒューリックは不動産賃貸事業を中心とした、不動産投資や不動産開発を行っている企業です。

業界全体とヒューリックの売上高を見比べると中堅~大手のレンジに位置するように見受けられます。しかし、営業利益率が他大手企業よりもかなり高い傾向にある点が目立ちます。

ポートフォリオを見ると都心の主要エリアや駅近のオフィスビルが多いことが分かり、需要の高い物件を多く所有していることが分かります。そのため、不動産業界全体の空室率が約4.4%であった2020年でも、ヒューリックでは0.8%と非常に低い数値を実現できています。営業利益率が高い点にも納得できますね。

経営戦略では選択と集中を重視しており、景気に左右されない強固な事業基盤を築くことが意識されています。今後政策スタンスの変更などがあっても、腰を据えた対応ができそうな良い戦略ですね。4月以降の業績にも注目していきたいです。

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