日本のモノづくりと言えば、自動車を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
トヨタ自動車株式会社をはじめ、日産自動車株式会社本田技研工業株式会社スズキ株式会社など、世界でも上位の販売台数を誇る自動車メーカーが日本にはたくさんあります。

今回はその中でも、本田技研工業株式会社(ホンダ)について調べてみました。
自動車の販売台数を見ると、どうしても世界のトヨタに注目してしまいますが、少し視野を広げてホンダの事業を見てみると、販売台数や売上高だけでは測れない独自の強みが存在していました。

ホンダの創立は1948年、創立当初は自転車用補助エンジンを製造する町工場としてスタートしました。その後、耕うん機などに用いられる汎用エンジン事業を始め、それらの事業の中で培われたエンジンのノウハウを用いて四輪事業へと参入しました。エンジンを中心としてホンダの事業は広がっており、例えば小型ジェット機の分野でも「ホンダジェット」が5年連続世界一の納入数を誇るなど、存在感を見せています。
ホンダのルーツである二輪分野でも現在、世界トップのシェアを誇っており、ホンダを代表する二輪車「スーパーカブ」は1958年の発売から累計で1億台以上の販売台数を記録しています。

またホンダの歴史を見ていると「世界初」という言葉がたくさん見られることに気が付きます。例えば、1981年には世界初のカーナビを発売していますし、皆さんご存じASIMOも本格的に2足歩行ができるロボットとしては世界初です。最近では、自動運転レベル3(限られた条件下で運転操作の主体をAIシステムが担うことができる)に適合した自動車を世界で初めて発売しました。

ホンダは昨今のカーボンニュートラルに向けた動きを受けて、2021年に日本の自動車メーカーでいち早く「脱ガソリンエンジン」を表明しました。創業以来ホンダの事業の中心だったガソリンエンジンを脱するという、これまでにない挑戦。これからホンダはどんな風に変わっていくのか、楽しみです。

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