こんにちは。

今日はマウスが話題に上がったので、それについて書きたいと思います。私が職場で使用しているマウスはいわゆる光学マウスと呼ばれるもので、光を使ってマウスの動きをトラッキングし、その動きをコンピュータに出力することでカーソルを動かします。昔はボールが中に入っていてそのボールの動きを物理的に計測してマウスの動きをトラッキングしていました。現在は、マウス内部に搭載されたCMOSなどの光学センサーが、デスクなどの表面を高速で撮影することで、マウスの動きをとらえています。スマートフォンなどの撮影に使われるセンサーと、機能としては非常に類似しています。実際には、毎秒数千~数万回の撮影を行っているので、用途に特化したセンサーが使用されているようです。

現在主流であるCMOSセンサーの世界シェアでは、日本の「ソニー株式会社」がトップとなっています。CMOSセンサ市場は、スマートフォンの普及などによって2000年代後半から拡大を続けており、今後5年間では年平均10%で成長を続けていくという見通しがなされています。このCMOSセンサー市場の大部分は、スマートフォンや一眼レフカメラなどの用途のものだと思われますが、今後自動運転やIoT分野においてもセンサーの需要は尽きないため、こうした市場拡大が見込まれているようです。同社はBtoCのイメージが非常に強いですが、イメージセンサーの年間売上は全体の10%、利益は15%以上と利益率もグループ内でも力を入れている分野のようです。今後の市場の伸びに応じて売上も上がっていくと思われますが、現在シェア2位のサムスン電子が大きくシェアを伸ばしているようで、今後両社がどのように展開してくのか注目したいところです。

余談ですが、トラックボールマウスはボールを動かしてはいるものの、あれは光学マウスの一種です。ボールの表面の動きを光学的に計測して動きをとらえています、、ということを今日学びました。昔のボールマウスをひっくり返したものだと思っていた自分が恥ずかしいです。

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