こんにちは。

今日は働く環境について考えてみたいと思います。世の中には様々な業種があり、それぞれ働く環境というのは異なっています。農家は畑などの耕作地で働き、大工は建設現場で働き、私のようなサラリーマンはオフィスで働きます。では、「働く」にあたっての良い環境とは何でしょうか。職種を問わない、一般的な条件としては、職場の温度・湿度などの気候条件、照明・振動などの物理的条件、有害物質や臭気などの科学的条件の3つが挙げられます。こうした条件が整っている職場環境では、社員が心身ともに生き生きと働くことができ、効率や生産性の向上につながる、として重要視されています。

また、研究や商品開発を行うような職場では、こういった条件に加えて、労働者の活動をより活性化するような環境づくりが求められており、その「環境づくり」そのものをビジネスとして展開している企業もあります。そこで本日は、そういった環境づくりを中心として研究施設事業を展開する「株式会社ダルトン」をご紹介いたします。同社は、化学研究施設で使用される実験台などの設備機器や、学校などの教育現場で使用される教卓、生徒用実験台などの製造販売を行うメーカーです。また製造販売に加えて、そういった施設の環境づくりをトータルで提案する事業を行っています。実際の導入事例では、マヨネーズで有名なキューピーグループの研究開発オフィスの設計が紹介されていました。こちらの研究所とオフィスが1つになった複合施設、非常にユニークな構造になっています。一番の特徴は、5階建ての建物を、研究開発フロアとオフィスフロアが交互になるように設計することで、部署間のやり取りが誘発されるようになっている点。また、研究フロアは個人で集中できるスペースをしっかりと設ける一方で、皆での試食などに用いるオープンなスペースも準備されていて、ここで研究してみたいと思える環境でした。

こういった+αの環境を整備するうえで重要なのは、実際にそこを使う人々が何を重視するかだと思います。「働くのに何も不自由がない環境」と「ここで働きたいと思える環境」では、発揮されるパフォーマンスに大きな違いが出てくるはずです。意欲的に働ける環境づくりを、自分なりに考えていきたいです。

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