こんにちは。

つい先日、国内で第3世代Ryzenが発売されましたので、今日はCPUの話をしようと思います。CPUといえば、やはりintelが有名ですよね。一般ユース向けのPentium, Coreシリーズのほか、サーバなどの商用向けのXeonなど、用途に合わせた様々なラインナップがあります。一方で近年、圧倒的なコストパフォーマンスでシェアを伸ばしているのがAMD社です。こちらも同様に、一般向けにはRyzen、サーバ向けにはEPYCというシリーズが用意されています。AMD社は、今までintel一強だった時代に低コスト・ハイパフォーマンスのCPUを市場に売り出したことで、現在は文字通り「競争」状態になっています。私が注目しているのは、それぞれの特徴です。簡単に言うと、Intel社のCPUはコア数は少なめですが、コア単位の動作クロックが高いという特徴があります。一方で、AMD社のものは動作クロックはやや低いものの、コア数が多いです。一般向けには、マルチコアでの処理が必要になる場面というのは実はあまり多くなく、マルチコアを生かしきれないことがあるようです。しかしサーバ用途としては、ソフトウェアがしっかりマルチスレッドに対応していれば、並列処理が得意なAMDに優位性があるのではないかと私は考えています。今後サーバ向けもシェアを伸ばしていくのでしょうか。

そこで本日は、CPUなどの半導体を製造する際に必要な様々な装置を開発している「東京エレクトロン株式会社」をご紹介いたします。同社は半導体のほか、ディスプレイなどの製造装置も手掛けいます。こういった半導体などの精密機器は、回路をつなぐ導線の細さが数10nm、細いものだと7nmとかなり精密なつくりになっているため、少しの塵も許されない環境で製造する必要があります。そのクリーンさをわかりやすく例えると、野球場前面に砂粒が1つも落ちていないレベルだとか。最近のリリースでは、この技術力の高さが実際に評価され、同社は昨年度末にインテルコーポレーションよりサプライヤーに向けたPQS賞という表彰を受けたことが発表されていました。

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