みなさんこんにちは
ソーセージの皮は従来から牛や豚、羊の小腸といった天然由来のものが使われていることはみなさんもご存知だと思います。そのソーセージの原料を詰める皮のことをケーシングというらしいのですが、このケーシングを小腸ではなく、牛由来のタンパク質であるコラーゲンを用いて製造されるコラーゲンケーシングというものが存在するらしいのです。
本日はそんなコラーゲンケーシングを作成している株式会社ニッピについて紹介したいと思います。ニッピは、もともと革製品の製造を行っていた日本皮革株式会社として商いを行ってきたようです。皮製品以外にも、良質なゼラチンの開発や、ニッピ独自のコラーゲン抽出方法などで、様々な方面へ事業展開を行っているようです。なかでも、コラーゲンについてはコラーゲン研究のパイオニアとして食品・医療品・化粧品・健康食品等、幅広い分野で高い評価がされています。
そんなニッピの作っているコラーゲンケーシングですが、ソーセージ関連では、非加熱で販売されている商品や、サラミなどのドライソーセージに関してよく利用されているようです。ほかにも、ニッピストリングというコラーゲンで製造したヒモについても製造しており、餅巾着や昆布巻き、ロールキャベツといったものに使われているようです。
コラーゲンケーシングだけでなく、ニッピのグループ会社では、コラーゲンを用いた化粧品の開発も行われており、これからコラーゲンを用いてどのような製品を開発していくのか非常に楽しみです。