こんにちは
今日は、商社に関する記事です。
今、総合商社の各社が水産事業に比重を置いて取り組んでいます。
三菱商事、三井物産、丸紅では海外の水産の養殖企業や販売企業を買収し
双日、豊田通商では国内でマグロの養殖事業をはじめています。
なぜ、商社がこれほど水産事業に力をいれているのかというと
大きく2つあります。
まずは、世界の食料不足のリスクに備えてと言う理由。
今世界の人口増加に歯止めがかからず、世界規模で食料不足のリスクが高まっています。
そこで重要なタンパク源である水産物の確保は緊急の課題であるそうです。
2つ目の理由は、世界で水産物が食べられるようになっているということ。
今東南アジアでは急ピッチでコンビニ網が広がっており、弁当やおにぎりの需要が
上がっており、具材となるサケなどの消費がのびています。
さらに欧州でも健康志向が強まり、ヘルシー食として寿司の人気がますます高くなっているそうです。
確かに世界中の人が魚を今以上に食べていると天然の魚もどんどん減っていく一方なので
だからこそ養殖事業を各社展開しているというわけです。
最近日本はどこにいっても街が均質化しているな〜と思うんですが
もう20年くらいすると世界の食も均質化してきそうな気がします。