「空き家の問題」数年前からよく耳にするようになりましたが、都内でも空き家の発生がとても顕著になっています。
空き家というと誰も住んでいないマンションや一軒家を想像されるかと思いますが、実際に住宅街を歩いていると雑草が生い茂って誰も住んでいないような物件も目にしたことがないでしょうか。
人が住んでいない建物は早く老朽化して、災害次に火災しやすくなったり、建物が崩壊しやすくなったりします。また、街の景観を阻害したり、治安の悪化にも繋がります。このような空き家が増えていることが空き家の問題といえます。
ではなぜ空き家は発生するのでしょうか。
空き家が生まれる理由のひとつに、住んでいた高齢者が亡くなられるという理由があります。
その結果、所有者は親族に移りますが、更地にしないと土地が売れなかったり、思う値段で買い手がいなかったり、家を管理するのに手間がかかったり、と様々な要因が所有者が家を放置することに繋がっています。
そして今後日本人の人口が減っていく中でも、建物供給数は以前と変わらない状態で配給され続けています。
その結果2008年の調査で空き家は全国に13.1%あり、2028年には4件に1件が空き家になるという予測もあります。
そんな状況の中、2012年の10月から綜合警備保障株式会社では「ホームALSOK るすたくサービス」という、日常に生活していない住宅向けに、見回りによる現地の状況確認や、郵便受けの回収、整頓などを手軽な値段で提供しています。またオプションで侵入者の監視等のセンサーも設置できます。
時代が抱える課題と企業の強みが上手く重なって出来たビジネス。とても興味を引かれました。
ALSOLの他にも全国で空き家を活用したビジネスや街づくりが各地で起こっています。
今後もっと空き家の問題を解決できるビジネスが生まれると、さらに私達の生活が豊かになりますね。