こんにちは!
29日に東京で、日印首脳会談が開かれます。
会談内容は、海上自衛隊に配備している水陸で発着可能な救難飛行艇「US-2」のインドへの輸出です。
実現すれば、日本としては初の民間転用による防衛装備品輸出となります。
「US-2」は、かつて帝国海軍の飛行艇として活躍した「日式大艇」の技術がもと。
波高3メートルでも運用可能という優れた点があり、
また、世界で唯一の動力式高揚力装置のBLC(境界層制御)だそうです。
非常に性能が高く、インド海軍幹部も認めるほどのもの。
インドだけでなく、タイやインドネシア、ブルネイなど様々な国が導入に関心を持っています。
そして、川崎重工業なども輸出を推進しており、
そのほか海外展開を狙う航空宇宙産業は、IHI、三菱電機、NEC、三菱重工業などがあります。
電機や造船業界が新興国の攻勢に苦戦する現在、
航空宇宙産業が新たな海外輸出の柱に成長する可能性が出てきました。
また、インドに海外輸出をすることにより、
中東のシーレーン(資源・エネルギーなどの海上交通路)の安全性が高まるため、
日本にとってのメリットも大。
航空宇宙産業の成長やシーレーンの安全性など、日本にとって様々なメリットがある今回のニュース。
明後日29日の首脳会談に期待ですね。
それでは!