こんにちは。
今回は、長崎県に本社を置く山下医科器械株式会社をご紹介します。
卸売業者として病院などの医療機関に医療機器を販売を主な事業としている企業です。日々複雑になっていく医療技術・医療経営に素早く対応し、地域医療により高い水準で貢献するために、「トータル・メディカル・サポート企業」を目指して事業内容を大きく広げています。
実際、取り扱う商品とその範囲は多岐に渡りますが、大きく分けると以下の通りです。
汎用医療機器から画像診断装置などの高度医療機器まで幅広く取り扱う医療機器事業
内視鏡、ペースメーカー、人工心肺装置などを取り扱う低侵襲治療(患者への身体的負担が少ない治療)事業
電子カルテをはじめとする医療機関のIT化を手がけるソリューション事業
クリニックの新規開業支援をはじめ、医療ガス配管設備工事、メンテナンスサービスを行うメディカルサービス事業
輸液・シリンジポンプのレンタルと保守点検
「防災オアシス」と呼ばれる災害時電力供給システムの提案など
また、地域医療への貢献という観点から、広島県福山市に「東手城ヘルスケアモール」を設立、運営しています。こちらは、複数科目のクリニック、調剤薬局、カフェ、そしてフィットネスで構成されています。
経営方針としては、今年6月に、透析分野に特化した「株式会社トムス」を子会社に加え、更なる進化を目指しています。更に、12月1日には次のステップとして、「ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社」を設立し、より幅広く質の高い商品を提供しています。
地域医療への総合的なアプローチができる企業は少ないのではないでしょうか。需要とともに負担も大きい地域の医療・介護機関を支える山下医科器械のような企業がこれから増えるといいですよね。