こんにちは。
今回は、マイクロソフト社が発表した「仮想空間で物体に触れられるコントローラー」をご紹介します。
マイクロソフトのナチュラル・インタラクション・リサーチ・グループが開発したコントローラーは二種類。ヴァーチャルリアリティ内に存在する物質の表面に触れ、体感できる「NormalTouch(NormalTouch haptically renders object surfaces and provides force feedback using a tiltable and extrudable platform.) 」と、より物体の表面の質感をとらえることに特化した「TextureTouch(TextureTouch renders the shape of virtual objects including detailed surface structure through a 4×4 matrix of actuated pins.)」です。
このコントローラーの目的は、仮想空間を探索する過程で人間が機能させることのできる感覚の数を増加させることで、できる限り多くの人間の感覚器官にヴァーチャル空間内で視えるものが本物だと思わせることだそうで、また、ヴァーチャルリアリティが主流となっていく中で使用者自身も自分がデジタルの世界に没入していると信じることが必要とのこと。研究チームの論文は、触覚的なフィードバックはヴァーチャルリアリティ体験を間違いなくハイレベルなものにするだろうと発表しています。
マイクロソフトのサイトでは、実際に使用している様子を動画で観ることができます。また、論文もこの手の技術に関心のある方には一見の価値ありではないでしょうか。
(参照:http://www.wired.co.uk/article/microsoft-handheld-vr-controller)
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