今年の年明けに生まれて初めてコストコへ行ったのですが、倉庫をそのまま陳列棚とすることによる在庫の物量に驚き、また食料品・衣服・家電がエリアの仕切りもなく同じフロアに陳列されていたことに不思議な感覚を持った記憶があります。商品陳列のスタイルや取り扱う製品は好きなのでまた行きたいと考えていますが、商品一つあたりの内容量が多くある程度まとめ買いを前提としており、一人暮らしでは持て余す可能性が高いことが悩みの種です。
さて今回紹介するのは、西部電機株式会社です。物流倉庫内における自動搬送システムを開発しています。コストコは店として多くの人が利用しますが、そうでなければ可能な限り倉庫のスペースを利用して多くの製品を格納できる方が良いか思います。機械を用いたシステムは人間よりも狭いスペースで動作でき、また遠隔操作を可能にすることで安全性にも優れています。西部電機株式会社はこの機械部分だけでなく、段ボール箱などを積むラックや入出庫のためのステーションなど保管に用いるあらゆるものを標準化することで、稼働までの期間を大幅に短縮することに成功しました。
小さいころから牛乳瓶の自動販売機が動く様子を眺めるのが好きで、同じように目的の場所まで一回で到達し次々と目的の製品を運び出す倉庫の自動搬送システムは、機械好きとしてもワクワクします。最近はオンラインスーパーなども普及し始めており、倉庫はさらに複雑な役割を求められることになるかと思いますが、西部電機株式会社は搬出入の面で物流を大いに助けてくれるのではないでしょうか。