今週は「株式会社クレステック」をご紹介します。
クレステックは1984年の創業以来、他社製品の取扱説明書やサービスマン向け修理マニュアルを作成してきました。作成している取扱説明書の種類は、テレビや洗濯機などの家電から医療機器、産業機器までの多岐に渡ります。
そのドキュメンテーション作成ではクライアントだけではなく、ドキュメントを読んだ使用者にも寄り添うことで製品を安全かつ分かりやすく操作できるよう工夫しています。
また、このドキュメンテーションを作成するビジネスをもとに顧客の新製品開発の際の市場動向調査や各国の法令確認、さらに印刷後の作業である梱包う設計や印刷物輸送まで業務を拡大しています。
このようにクレステックは製品開発の全体を一貫してサポートしてくれる企業にまで成長をし、国内に9拠点と海外11か国19拠点のネットワークを構築しています。
日本の製品を世界で販売するためにはその国々のマーケット調査や規格に対応する必要があります。そんな時にクレステックのネットワークによる情報に基づいたコンサルティングが製品にさらに付加価値を与え、クライアントの開発事業を海外に広げることも可能となっているのではないでしょうか。
ものづくり大国日本と呼ばれていたりしますが、その要因には日本の技術だけではなく、人々に寄り添ったアイデアや流通における知識・経験が大きく貢献していることが伺えます。クレステックはその一部を担っている企業と言えるのではないでしょうか。