針のような視点

| 小ネタ! |

生まれてこの方パソコンカタカタ人間なのですが、仕方ないとは言えやはり視力の低下は常日頃から感じておりまして、中学生のころから眼鏡ないしコンタクトレンズがないと外に出られない体になっております。目あるいは眼球はまるで精密機器のようにできていて機械が世の中を席巻するはるか昔からこのようなものが生き物にプリインストールされていると思うと生物のロマンを感じざるを得ません。逆にそれを悪くしたらなかなか治すのも大変、ということでもあるのでやはり目は大切にしていきたいですね。

さて、今回紹介するのはマニー株式会社です。ぱっと見た印象だとお金に関する会社かと思えますが、こちらの会社は国内外で非常に高いシェアを誇る医療機器メーカーです。主な製品として手術用縫合針、眼科用ナイフ、歯科用治療器などが上げられます。手術用器具といわれるとなんとなくメスのような刃物を想像してしまいますが、彼らが手掛ける縫合針や眼科用ナイフはなんと針金が原材料となっており、製品画像を見てみても工具のドライバーのような形状をしています。またその原価率はなんと数%と驚くべき低さ(通常の製造業であれば30%もあれば優秀な方)となっており経常利益率の高さもこの会社の特徴の一つとなっています。

またマニー株式会社のもう一つ興味深い点として、トレードオフ(やらないこと)が明文化されていることが挙げられます。多くの企業は「やっていること、やるべきこと」を掲げておりますが、彼らは逆にやらないことを明確化して戦略立案の基準としています。一部を抜粋して紹介しますと、「医療機器以外扱わない」や「世界一の品質以外は目指さない」というものがあるのですが、確かにこのように徹底して一つの分野・製品を追い求めることがあのような驚くべき原価率や利益率につながっているということがわかります。

会社として儲けを大きくするため、様々な事業や製品を展開するというのはよくある手法だと思いますが、マニー株式会社のようにある一つの分野を徹底的に貫き通すこともまた有効な手法であることがわかりました。経営者として多角的でかつ広い視野を持つことも大切ですが、針の穴を通すような緻密で鋭い眼力もまた同様に大切なのですね。私も早く視力を取り戻さなくては…

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