こんにちは。
私の住む横浜市が、カジノを含む統合型リゾート(IR)を誘致する方針を固めたようです。気になる場所ですが、みなとみらいは山下公園に隣接する、山下ふ頭を候補地としているようです。確かに横浜でカジノといったらあの周辺のエリアしか考えられません。市は関連費用としておよそ3億円の補正予算案を提出するほか、管理を業務とする専門の部署を新設する予定だそうです。
このIR、カジノの話題が独り歩きしていますが、そのほかホテルや劇場、国際会議場や展示場、ショッピングモールなどが集まった複合施設のことを指します。日本では昨年にIR実施法案が正式に成立され、国内の候補地としては、北は北海道苫小牧からお台場、幕張、横浜、大阪は夢洲、長崎のハウステンボスなどが誘致を表明しています。観光客増加、雇用促進をもたらすため、年間で2兆円以上の経済効果があるとも見込まれています。
日本が目標としているシンガポールのIR「マリーナベイサンズ」のカジノ敷地面積は全体の2.6%ほどで、そのほかの周辺施設が多くを占めています。雇用促進と聞いて、カジノのディーラーやスタッフをイメージしていましたが、その規模を考えると、カジノよりも周辺施設への雇用や、大型施設の建設などに発生する雇用が中心のように思われます。とは言っても、オープン後の売上、という点だけで見ればおそらくカジノは圧倒的でしょう。ギャンブル事業に対しての反発はやはり強いと思われますが、経済の流動性が上がるのであれば、将来的な景気回復の一因となるかもしれません。
本日は、カジノ関連銘柄として挙がった中で私が独断と偏見で面白いと感じた企業をご紹介いたします。「日本金銭機械株式会社」は、お金を扱う機械類を開発、製造、販売しており、主力製品としては、自動納金機や幣鑑別機、貨幣処理機、両替機などがあります。世界中に拠点を構えており、なんとカジノ向け紙幣識別機のシェアは6割(世界一位!)だそうです。世界中の紙幣の鑑別のノウハウが集まっているわけですから、不動のシェアといえそうです。
余談ですが、この間久しぶりに夏目君が描かれている旧千円札を使いました。高校生くらいのバイトの子がちょっと不思議そうな顔をしたので旧札です、と言ったら初めて見たと言われました。年齢を感じました。