こんにちは。
今日のネタ探しでは、4月10日に行われた宿泊予約サイト大手3社への公正取引委員会による調査について分析を行っている記事を見かけました。
契約相手であるホテル側に不当な条件を課したとして、独占禁止法の疑いで楽天トラベル・米エクスペディア・ブッキングドットコムの3社へ立ち入り検査が行われました。特に問題視されたのは客室料金などへ競合サイトや自社運営サイトと同等以下の条件を強いる再恵優遇(MFN)条項で、これによってホテルは客室料金などを自由に決めにくくなり、ホテル間の価格競争が停滞して料金が高止まりすることになるため利用者も不利益を被るとのこと。
十数年前までは目的地周辺のホテルへしらみつぶしに電話をかけて部屋を探す必要がありましたが、インターネットの発達に伴いホテル予約サービスが普及し、手軽さと一覧性から消費者にもホテル側にも欠かせないツールとなりました。現在では知名度が高く閲覧数の多い宿泊予約サイトへ利用が集中していますが、最近では各宿泊予約サイトに掲載されたホテル料金プランを一括検索できる「メタサーチ」と呼ばれるサービスも台頭してきています。今までホテル情報の比較の場を提供することで発展してきた宿泊予約サイトが、今度は比較される立場になったということで、これに危機感を覚えてホテル側への締め付けが強くなったのではないかという分析もあります。
というわけで、今日は宿泊予約サイト関連銘柄の一つである、手間いらず株式会社を紹介したいと思います。
手間いらず株式会社は、ホテルの予約管理システム販売や証券会社・航空券など商品・サービス比較サイトの運営を行っています。2017年10月には旧商号比較.com株式会社から、現在の手間いらず株式会社に商号変更を行いました。