出版界の異端児

| 小ネタ! |

こんにちは。

今朝のニュースで、株式会社KADOKAWAが台湾や中国で
契約期間中は使い放題のSIMカードを発売すると発表していました。kadokawa
このSIMカードは1日に換算して約500円で通信し放題で、
なおかつSIMを差し込んだスマホに対して観光情報とお得な
クーポンを配信することができます。このクーポンを有効に
利用することで、元値の3000円分をゆうに回収することが
できるということで、新たな取り組みとなっています。
出版社であるKADOKAWAですが、本当に多様な事業を
展開しています。一体どういった会社なのでしょうか?

◉KADOKAWAという会社
 株式会社KADOKAWAは東京都千代田区に本社を置いており、
設立は今から61年前の1954年です。老舗です。
2つの本社ビルには”HINC OMNE PRINCIPIVM”という
言葉が刻まれています。全てがここから始まるという意味で、
これは現会長の角川氏が創業者である父の事業精神を想って起草した言葉です。

◉時代の流れを追う
 KADOKAWAは文庫本はもちろんのこと、ライトノベルと呼ばれる
若者を中心に流行している書籍にも力を入れています。また
電子書籍サービスにもいち早く手をつけており、映画、ゲームも
製作しています。これらはもともと子会社や買収企業などが事業部別で
行っていたものでしたが、2013年、新生KADOKAWAとして
グループ会社を全て合併して再スタートを切ったのです。
 まさに全てがここから始まる、というように出版社としては
異色のサービスを展開し続けています。それは数年前にドワンゴと
提携してネット上で書籍を読みながらコメントをつけられるニコニコ静画という
サービスや、今回のSIMカードのサービスを展開していることからわかりますね。

 出版社界では異例のタッグを組み続けているKADOKAWA。
やみくもに提携を増やすのではなく、既存のリソースを最大限活用した
新しい取り組みを作り続けているのが成功の秘訣だと感じます。
SIMカードのクーポンは自社の看板観光雑誌であるウォーカーの
情報と提携店舗を利用し、ニコニコ静画は、当然角川文庫を広めるきっかけに
なる。新しいものを取り入れて既存の枠組みを超えながらも使えるリソースは
使う。古いものにも新しいものにも執着しないハイブリッドな精神が
新生KADOKAWAが出すサービスが地に足をつけている理由でしょう。

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