こんにちは。
最近iPadなどのタブレット機器を使用して会計を済ませていたり
注文を取っている店舗をたくさん見かけるようになりましたね。
こうした決済方法は店側の環境を大きく変化させるものでしたが、
本日帝人株式会社とタグキャスト、セルクロスの3社が紙状のビーコン、
PaperBeaconを開発したと発表しました。
このペーパービーコンは紙のように薄いシートで、
机の上に貼り付けておくとスマートフォンと通信させることができます。
これを利用して飲食店などで机の上にスマホを置くだけでメニューを見て
注文、決済まで行えるようになったり、観光地で建造物の情報などを
スマホですぐに読み取ったりできるようになります。
この「特定の場所」で「特定の人にだけ」情報を配信するのは
従来のビーコンでは成し得なかったことで、すぐに導入され始めるのでは
ないかな、と思います。
既に海外ではこのペーパービーコンのためのシステム開発が進んでおり、
2019年度時点で20億円の売上高を目指すべく計画が進んでいることが
わかります。オリンピックが開催される頃にビーコンが普及すれば
海外の方が飲食店に訪れた際に簡単にメニューを外国語表記させることが
できますし、メニューの写真も簡単に掲載することができます。
あらゆる観光地とその観光地を囲む産業に参入する可能性を秘めているので
オリンピックまでに売り上げを伸ばし普及させたいと思うのは自然な流れですね。
スマートフォンを使った指紋認証決済が開発されつつある中で、
さらに特定の人に向けた情報配信サービスも強化されてきています。
スマートフォンを囲むサービス、技術が飛躍的に進化しているニュースを
見聞きするとスマートフォンは小さなPCであると改めて認識します。
スマート決済という言葉が出てきてからしばらく経ち、スマート決済にも
次世代の形態が出現してきた事で時代の流れを感じます。
これからは財布も持たずに海外で安全に気軽に食事ができるようになってくる
のかもしれませんね。