こんにちは。
タカラトミーが、ミニチュアのリニアモーターカーを発表したというニュースを見つけました。
今年9月発売予定で、販売価格は3万5000円(税抜き)だそうです。
このミニチュアリニアも、実際のリニアと同じように車両とレールの磁石の反発で2mm浮上し、動きます。
速さは、換算すると実際のリニアと同じくらいの時速500km以上となるそうです。
ミニチュアで時速500km以上出るわけではありません(当たり前ですが)。
それでも、動画を見る限りかなり早い速度が出ているようでした。
これだけ速く走行しても、車輪やモーターを使用していないので、走行音が静かなんだそうです。
車両のモデルは、JR東海の「超電導リニアL0系」です。
超電導リニアL0系は、最終的な走行試験のため製作された車両です。
製造は三菱重工業と、日本車輌製造が担当しました。
2015年4月21日に時速603kmで走行し、鉄道の世界最高速度記録を更新しました。
2027年に運転開始を目標に、現在も試験走行を続けているそうです。楽しみですね。
リニアモーターカーと同じく、磁力浮上式で走行する鉄道は、日本にもう一つありました。
HSSTという種類で、High Speed Surface Transportの略称です。
2005年から愛知高速交通東部丘陵線で、運行されているそうです。
リニアといえばものすごく速いイメージがありますが、HSSTは種類により、最高速度が時速100km~300km程度です。
現在運行している愛知高速鉄道の車両はHSST-100という種類で、最高時速100km程度で走行しています。
この違いは、HSSTと超伝導リニアの走行原理が違うためです。
HSSTは常電導電磁石を利用して浮上・走行していますが、
超伝導リニアはその名の通り、超伝導電磁石を利用しています。
超伝導だと電気抵抗がないため、より強い磁力を発生させることができるのです。
リニアのミニチュアがもう販売されるなんて、全く想像していませんでした。
リニアの開発技術も凄いですが、おもちゃの開発技術も本当に進歩していますね。