こんにちは、aicoです。

今日はアルバック株式会社を紹介します。
アルバックは真空装置で世界トップシェアを獲得している真空総合メーカーです。

真空パックとか真空チルドとか、真空って言葉はいろいろな所で聞きますが、
イマイチ「真空」とか「真空技術」とかよくわかりませんよね。

「真空」というと、空気も何もない「真になにもない、空っぽの状態」というイメージですが、
人の力で全く何もない空間を作り出す事は出来ないのだそう。
そのため実際には、真空という言葉は「大気よりも圧力の低い空間」のことを言うそうです。

では、どんなことに使われているのでしょう?

容器や空間を真空状態にするとき、生じる圧力差によって吸引・吸着・充填ができます。

例えば、歯医者で歯の治療中に唾液を吸引する機械とか、
卵のパック詰めや化粧品などの液体を容器に詰めるとき、衝撃に弱いものの運搬などに用いられています。
幾重にも重ねた薄い膜を加工して作っている
液晶テレビやプラズマテレビの膜はすべて真空装置で作られています。
液晶テレビやプラズマテレビの技術は真空技術があるからこその技術なのです。

また、真空状態にすることで材料にとけ込んだ空気が除去され、
電子部品や半導体の金属が錆びたり、化粧品や建材などの商品に気泡が入るのを防ぐことが出来ます。

他にも、真空状態は限りなく空気の少ない空間なので、
空気(酸素)と触れることによって起きる食品の酸化を防いだりドライフラワーを作ったり、
空気中の気体分子が衝突しないため断熱効果があるため電気ポットや炊飯器の上蓋に用いられていたり、
より低い温度で液体が沸騰したり、水分が蒸発しやすいため、
カップラーメンの麺をカラカラにしたり汁をサラサラの粉にするのに使われています。
さらに、一気に沸騰する際に熱が使われることで物体から熱を奪うため冷却にも役立っています。

…と言ったかんじで、実は私たちの生活には様々な分野で真空技術が使われています。
では、また明日♪

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