こんにちは、aicoです。

今日は荒川化学工業株式会社を紹介します。
荒川化学工業は製紙用薬品で国内シェア1位を獲得している上場企業です。

私たちの周りには紙を使った製品がいっぱいありますよね。
ノートやメモ帳、本や新聞、ティッシュやトイレットペーパー、段ボールなどなど。
破れにくいものや肌触りのよいものやツルツルとしていて光沢のあるもの、
インクがにじまないものなどそれぞれ特徴があります。

製紙用薬品とはノートや本の紙にインクがにじまないようにしたり(サイズ剤)、
ティッシュを水に溶けにくいようにしたり(紙力増強剤)するために使われる薬品です。

よくトイレに、「ティッシュは水に溶けづらいため水洗トイレでは
流さないでください」と書いてありますよね。
あれはティッシュペーパーには紙力増強剤という製紙用の薬品が含まれているためです。

もともと紙はパルプ繊維同士の水素結合によって作られています。
しかしテッシュは主に鼻をかんだり化粧等の用途に使われる紙で
水を含んでも破れないような強さが要求されるため、
紙力増強剤という薬品がパルプ繊維同士をさらに強力に結合させています。

紙力増強剤を使わないと鼻をかんだ時にティッシュが顔に貼り付いてしまうため、
紙力増強剤はティッシュにはかかせない薬品です。
紙力増強剤は他にもお札等にも使われています。

ちなみに、本来、紙って水には溶けないのです。
トイレットペーパーは水につけると水が繊維と繊維の隙間に入り
繊維をくっつけていた水素結合が解消します。
すると、絡み合っていた繊維がほぐれて水中にバラバラにほぐれるため
一見、溶けたように見えるという仕組みです。

では、みなさんよい週末を♪

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