煎餅からの転身

| 小ネタ! |

 こんにちは。
皆さんはコーヒーはお好きですか?
筆者は近頃よくカフェでコーヒーを
飲むようになりました。紅茶も好きですが
気持ちを少し切り替えたいときはコーヒーの方に
軍配が上がります。
 さて、本日はカフェを運営する会社、
株式会社銀座ルノアールについてご紹介したいと思います。

◉ルノアールという会社
 ルノアールは東京都中野区に本社を置く設立
51年目の老舗企業です。社名に「銀座」と入っていますが
本社所在地は中野です。意外ですね。
ルノアールというとちょっと年齢層が高めの喫茶店という
イメージが強いかと思いますが、系列店には
NEW YORKER’S Cafeやカフェ・ミヤマなどがあり、
スタバなどのセルフカフェに近い形態で運営している
ところもあります。

◉煎餅屋からのスタート
 現在はコーヒーを中心としたドリンクメニューを
販売しているルノアールですが、元をたどってみると
花見煎餅という煎餅の会社からの独立であることが
わかります。元が煎餅屋なので、独立後もしばらくは
お茶と煎餅のセット販売がされていたそうです。
 ルノアールはコーヒーの品質も徹底していますが、
ルノアールを利用する際の決め手としては「ゆったりできる」
ことが挙げられるようです。確かにルノアールは席の間隔が
広くくつろぎやすいつくりになっていますね。これは
創業時にお金がなかったために仕方なく席の間隔を
広げて椅子を並べたことがキッカケだったそうです。
また絨毯を傷つけないために靴を脱いでもらっていた
時期もあるそうで、これらの施策がくつろぎを生み出す
元となっていたのです。

 顧客のニーズを敏感に捉え続けることで
黒字化を果たしたルノアール。お堅いイメージの喫茶店は
そのイメージとは裏腹に新戦略でもって喫茶店業界を
牽引する革新的な存在でした。

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