» 2015 » 5月 » 28のブログ記事

ゲームセンターと電子マネー

| 小ネタ! |

こんにちわ。

株式会社タイトーは、nanacoに対応した電子マネー端末をほぼすべてのゲーム機に設置していくことを決定したそうです。
対象店舗数は40店舗にとどまりますが、今後増えていく可能性もあるかもしれません。
ゲームセンターのクレーンゲームやプリクラといえば100円を最小単位として遊べるものがほとんどかと思います。
したがってたくさん遊ぶためにはそれだけ多くの100円玉が必要になってきます。
大量の100円玉の用意は大変ですよね。
今回のメリットは100円玉の持ち運び負担減のほかに、
ポイントの付与、ゲーム価格設定の細かな設定等が行えるというところにもあります。
ちなみに、ゲームセンターの100円という価格は40年前からずっと変動していないそうです。

対応するカードは株式会社セブン&アイ・ホールディングス系列で使えるnanacoカードですが、
順次Suica(東日本旅客鉄道株式会社)や楽天Edy(楽天株式会社)にも対応していく予定だそうです。

他に電子マネーが使える変わったものといえば、株式会社ハピネットのガチャガチャなどがあげられます。
更に愛宕神社ではお賽銭の電子マネー化を行っているとか。
ガチャガチャやお賽銭が電子マネー決済できるとは、なんだかとても未来な感じがします。

身近で低価格のものに対しての電子マネー対応の波は徐々に広がりつつあるように感じます。
将来、さらに電子マネーが進んでより便利に生活できるようになれば良いなと思います。

コンクリートか木か

| 小ネタ! |

こんにちは。9896df3f1a8909c65b187f4f1821dba2_s

1890年の5月末、警視庁が電柱広告を許可したそうです。
8月である、という説もあるようですが、とにかく電柱広告も歴史あるものなのですね。
ところで、私達が普段何気なく見かける電柱って、どんな企業が作っているのでしょうか。

電柱の製造は、基本的にコンクリート製品メーカーが担当しているみたいです。
この中で上場している企業は「日本コンクリート工業」。
日コングループを形成しており、多くの子会社を所有しています。

製品情報の電柱のところを見てみると、意外にもたくさんの種類がありました。
景観に配慮した製品が多く、
細いもの、色が塗られたもの、表面が木目調になっているものまでありました。
木目は、ゴムに木目調の加工をしたものを電柱の表面に貼り付けています。
この擬木電柱はあちこちで利用されており、横浜動物園ズーラシアにもあるそうですよ。

昔の電柱はコンクリート製ではなく、木製だったそうです。
木製の電柱は明治中期から、昭和初期まで使われていました。
昭和初期からは、耐久性と防火性に優れたコンクリート製に移り変わりました。

余談ですが、名古屋市に「電柱の森」と呼ばれる場所があります。
90本もの電柱が密集して林立している光景が見られます。
ここは中部電力グループに属している、「トーエネック」の配線研修設備となっています。

最近、景観や防災のために電柱の地中化が進んでいます。
電柱の無い住宅地って、やっぱり地価が高いし人気があるそうです。
私は、夕焼けを背景にして電柱が佇んでいる風景が好きなので、少し寂しい気もしますが。
ただ、電柱で歩道が狭くなり、傘を差した状態で通り抜けられなくて困った経験もあるので、
なんとも言えませんね……。

出版界の異端児

| 小ネタ! |

こんにちは。

今朝のニュースで、株式会社KADOKAWAが台湾や中国で
契約期間中は使い放題のSIMカードを発売すると発表していました。kadokawa
このSIMカードは1日に換算して約500円で通信し放題で、
なおかつSIMを差し込んだスマホに対して観光情報とお得な
クーポンを配信することができます。このクーポンを有効に
利用することで、元値の3000円分をゆうに回収することが
できるということで、新たな取り組みとなっています。
出版社であるKADOKAWAですが、本当に多様な事業を
展開しています。一体どういった会社なのでしょうか?

◉KADOKAWAという会社
 株式会社KADOKAWAは東京都千代田区に本社を置いており、
設立は今から61年前の1954年です。老舗です。
2つの本社ビルには”HINC OMNE PRINCIPIVM”という
言葉が刻まれています。全てがここから始まるという意味で、
これは現会長の角川氏が創業者である父の事業精神を想って起草した言葉です。

◉時代の流れを追う
 KADOKAWAは文庫本はもちろんのこと、ライトノベルと呼ばれる
若者を中心に流行している書籍にも力を入れています。また
電子書籍サービスにもいち早く手をつけており、映画、ゲームも
製作しています。これらはもともと子会社や買収企業などが事業部別で
行っていたものでしたが、2013年、新生KADOKAWAとして
グループ会社を全て合併して再スタートを切ったのです。
 まさに全てがここから始まる、というように出版社としては
異色のサービスを展開し続けています。それは数年前にドワンゴと
提携してネット上で書籍を読みながらコメントをつけられるニコニコ静画という
サービスや、今回のSIMカードのサービスを展開していることからわかりますね。

 出版社界では異例のタッグを組み続けているKADOKAWA。
やみくもに提携を増やすのではなく、既存のリソースを最大限活用した
新しい取り組みを作り続けているのが成功の秘訣だと感じます。
SIMカードのクーポンは自社の看板観光雑誌であるウォーカーの
情報と提携店舗を利用し、ニコニコ静画は、当然角川文庫を広めるきっかけに
なる。新しいものを取り入れて既存の枠組みを超えながらも使えるリソースは
使う。古いものにも新しいものにも執着しないハイブリッドな精神が
新生KADOKAWAが出すサービスが地に足をつけている理由でしょう。

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